Diabetes care: 連続変数の複合指標を作ろう!
Creating Composite Indices From Continuous Variables for Research: The Geometric Mean
Hertzel C. Gerstein et al
Diabetes Care 2021 May; 44(5): e85-e86.https://doi.org/10.2337/dc20-2446
連続変数からの混合指標の作成:幾何学的平均
今回は、かなりマイナーな内容にしました。
アウトカムをあれやこれやと作るのではなく、同じ臨床的意義をもつ複数の指標を1つにまとめてしまおう!というお話です。糖尿病の臨床研究では、嫌というほど"複合アウトカム"を目にしますが、実はそのほとんどがカテゴリー変数の複合指標なんです。
そこで筆者は、連続変数でも複合指標とできるのに、なんでしないの?と主張しています。そのための方法も割と簡単で、題名にもあるような幾何学的平均を用いるだけです。この論文には30分もあれば理解できるように具体例も書かれています。
今まさしく糖尿病の血糖コントロール改善や腎機能の改善といったものをアウトカムにした研究をされている方にとって、一読する価値ありです!
複合アウトカムって検出力増やすためだけに、苦し紛れに作るものだと思っていた自分が恥ずかしい。。。
↑幾何学平均ってなんぞや!?という方へ
↑連続変数アウトカムの具体例です
↑幾何学平均を求める際の前提条件